カメラ用語集
2017-10-19 09:17:37
写真は遠近に奥行きのある被写体を、平面に圧縮して平らな画面に置き換えてしまうが、カメラのアングルや前後のぼかし(アウトフォーカス)を入れたりする工夫で、充分に被写体の遠近を感じとれるように撮ることができる。
アオリ撮影
高い建物を写す時、上方に縮んで小さく写るが、これを真っ直ぐに修正した形に写るように、レンズを意図的にずらして使う撮影。中判や大判ではカメラの機構にあり、35ミリカメラでは交換レンズの一部にアオリ用レンズがある。
赤目軽減
フラッシュ撮影の写真で、写っている人の目が赤目になってしまうのを弱めるため、カメラに赤目軽減のモード(目玉のマーク)がある。周囲が暗い場所での撮影で使うと効果がある。本発光の前に予備発光させる仕組み。
頭切れ
コンパクトカメラのように、ファインダーを別に持つカメラで人物や花に近づいて撮影すると、撮影レンズとファインダーのズレが原因で、プリントで頭の部分が切れてしまう等の現象。端を近接補正マークに合わせて撮ればおきない。
置きピン
ピントをある距離にセットしたままで撮ること。AF(オートフォーカス)で写していると、被写体の動きや揺れによってピントが安定せず撮りにくい時に使う。AF(オートフォーカス)でいったんピントを合わせて、MF(マニュアルフォーカス)に切替えるかフォーカスをホールドするかでセットする。
後ピン
ピントが合っていなければならないところのピントがやや甘く、それより後ろのほうにピントが合ってしまった様子。AF(オートフォーカス)の風景やスナップ、花の撮影で、撮りたい被写体の後ろに重なったものがある時にミスしやすく注意が必要。
奥行き
写真は立体的な被写体を平面的な画面に置き換えてしまうが、カメラのアングルや画面構成の工夫で、充分に被写体の奥行きを感じとれるように撮ることができる。広角レンズで特に前景を上手に取り入れることがポイント。