子供撮影の基本
成長するわが子を楽しみに撮影されているお父さん、お母さん。できるだけ自然な姿で撮影したいと思っていますが、動き回る子供を上手に撮影するのは至難の業です。ここでは子供の写真撮影の基本とコツをマスターしましょう。
1子供の撮影は被写体ブレを抑えることが基本
止まってじっとしているお子様の写真であれば、それほど重要ではありませんが、自然で動き回る子供の写真は、シャッター速度を速めて被写体ブレを極力抑える必要があります。
特に暗くなりやすい屋内や夕暮れ時には、上手に撮ったつもりでも後で再生してみると「あれ?ブレてる」ということになりやすいですね。
室内で撮影(シャッター速度20分の1)動く子供にシャッター速度がついていけず、子供がブレてしまっています。
シャッター速度を速くするには・・・
F値の小さい明るいレンズを使う
F値の小さい明るいレンズ(開放F値が2.8以下)は、室内でも十分光を取り込むことができるので、強い味方になります。レンズを新調しなければいけませんが、明るいレンズはとても有利です。
F値を開放して撮影する
今あるレンズで撮影する場合は、できるだけそのレンズの目一杯絞りを開いた状態(開放F値)で撮影します。撮影モードを絞り優先にして、一番絞り値が小さい数字にして撮影しましょう。
ISO感度を上げて撮影する
室内などではF値を開放しただけでは、思うようなシャッター速度が出ない場合もあります。ISO感度を上げることで高感度撮影も可能となるので、ISO感度を400や800、場合によっては1600程度まで上げて撮影してみましょう。
背景をぼかして撮影するのは以下の点に注意しましょう
F値を開放して、被写体になるべく近づく
広角レンズを使用する場合は、被写体になるべく近づいて、さらにF値を開放することで、被写体をシャープに仕上がり、背景もきれいにボケます。
やや遠くのお子様を撮影する場合は、ズームレンズの望遠側を使うことで、被写体をひきつけるような写真に仕上がります。何でもかんでも近づくばかりではなく、望遠側も上手に使って撮影しましょう。
時には望遠側で離れて撮影してみましょう。