綺麗な花を撮るの5つテクニック
2017-08-28 08:45:31
デジタルカメラの最大の特長は、撮ったらすぐカメラの液晶モニターで見ることが
できる点です。失敗したら撮り直す、うまく撮れていたら、より良い写真を目指す。
では、今回は花の撮影という事で、どのように撮れば綺麗に見えるのかちょっとしたコツを解説していきます。
1、綺麗な花を探さない
花の撮影だからと綺麗な被写体を探し歩かなくてもいいと私は思います。
あえて枯れた花や面白くない花などいろいろと試すといいかもしれません。
そして、撮る角度を変えればいろん面白い写真が撮れると思います。
同じ花でも見る角度で、その雰囲気も大きく違って見えます。
自分の目の高さで撮る「アイレベル」
見慣れた見え方なので、親しみのある写真になります。
見下ろして撮る「ハイアングル」
一般的には花の高さは人の目より低いので、このアングルで見ていることが多いとともに、花の撮影ではもっとも多いアングルです。背景に色々なものが写り込むので、その処理に工夫しましょう。
被写体を見上げて撮る「ローアングル」
背の低い花では普段見慣れない見方なので新鮮さを感じさせます。
背景が空や照明が写り込むことが多いので、背景を基準に露出が決まり花が暗く写りがちです。露出補正やレフを使用するなど工夫が必要です。
2、ドアップで撮る
これも構図王道の一つですね。
人の眼は広い範囲を見ることができますが、集中したときや感動したときは、一部を集中して見ているものです。写真を撮るときも、目で見える全ての中からどれだけの範囲を切り取って残すかで、写真の出来栄えが変わります。
花を見て感動した部分に集中し、余分な部分は写らないようにしましょう。
切り取り方には、いろいろなテクニックがありますが、基本は被写体である花に近付くことです。これで花やそのまわりがよく観察でき、どの方向から撮るのが自分の感動を伝えられるか判断できます。その上で、ファインダーを見ながら、近付いたり離れたり距離を変えてみましょう。
3、背景ボケ、前ボケ
背景ボケとはその名の通り花のバックをぼかして撮る撮影方法。
主題を引き立てるほかに、ふんわりやわらかいイメージが作れるのでとてもオススメ。
前ボケは被写体の前に物を入れてわざとぼかして撮るテクニック。
花の撮影で特に効果的で、優しい感じを演出できます。
私はこのテクニックを利用することが多いです。
4、光を活かす
露出とはいわゆる明るさの事で、どんな安物カメラにも「露出調整」や「露出補正」なる機能が付いています。
これでわざと明るく(ハイキー)したり暗く(ローキー)することで面白い写真が撮れるのです。
ハイキーにすると淡い感じですごく優しく見えます。
そして、ストロボを強制発光させると背景の明るさは変わらず、主要被写体の花のみ明るくなります。
光の向きや強弱を考えましょう。
花にできた陰の部分を明るくすることで花はソフトな雰囲気に変わります。
順光(フロントライト) 自然な雰囲気再現になる
斜光(サイドライト)立体感が強くなる
逆光(バックライト)花びらが透けて、透明感が増す。
5、三脚を使いましょう
三脚を使うと、カメラブレを防ぐことができます。
花の撮影に使用する三脚はローポジションが可能なものが良いでしょう。